はじめに
Windows Helloに対応したWebカメラを買ってみたのでレビュー記事書いてみます。
意外とレビュー記事がなかった、かつ実際苦労した点があったのでメモとしてまとめておきます。
Webカメラの要件
リモート会議に必要になったのですが、使用しているWindows PCがWindows Helloに対応していたので、せっかくならWindows Helloに対応しているWebカメラ欲しいということで探していました。
で、調べた当時対応していそうなWebカメラとしては以下3つでした。
この中だとLogicoolのものが抜きん出てスペックが高いです(その分値段も高いけど...)。
4kまで撮影できたりなどオーバースペック感はかなりあったのですが、頻繁に買い替えるものでもないし買っちゃえということで買ってみました。
中身とか
開封すると以下のような感じです。
- Webカメラ本体
- USBケーブル(C to A。Cがカメラ側)
- プライバシーシャッター。使わないときにカメラとかにカバーしとくやつ。ただこれつけてるとWindows Hello使うたびに開け閉めしないといけないので、ぶっちゃけ使ってない。
- 巾着袋。多分カメラ持ち運ぶときに入れるやつ。カメラ持ち運ぶ需要ってそんなにあるのだろうか。
実際に取り付けて使ってみる...が問題発生
Microsoft Surfaceを家ではリッドクローズドモード(クラムシェルモード)で外部ディスプレイにのみ表示して使っています。
この状態でBrio c1000sをディスプレイに取り付けてWindows Helloが動くか試してみたところ、なんと反応しない...(ノートPC側も画面を表示するディアルディスプレイスタイルにすると動作する
メルカリ行きが頭をよぎる中、半泣きでググってみると以下の記事に行きつきました。
簡単にいうとレジストリを書き換えれば動作するようになるぜ!っていう内容です。ということで記事に沿ってやってみました。
レジストリの書き換え方法(自己責任でお願いします)
※下手にレジストリを書き換えると、最悪起動しなくなったりするのでバックアップ取るなどした方が無難です。また書き換える場合も自己責任でお願いします。 learn.microsoft.com
やることとしてはレジストリで以下のいずれかの LidNotifyReliable
の値を1から0に書き換えます(以下のどちらであるかは機種によるみたい?
HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Power
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet\Control\Power
私のPCでは2台とも後者でした。 手順通り値を1から0に書き換えます。
この状態で再度ロックをかけてWindows Helloが動作するか、確認したところ無事動作しました!!!!
一件落着かと思いきや Microsoft Intuneが立ちはだかったので更に対処を実施(こちらも自己責任で
個人PCだと問題なかったのですが、社用PCだと一定時間経つと上記のレジストリの設定が勝手に初期設定に戻るという事象が発生しました。
なんでだろうと思って上記の記事をよくみてみると、どうやらMicrosoft Intuneにより8時間ごとにタスクが起動され元の設定に戻されてしまっているそうです。
このタスク起動を活用して、レジストリの書き換えを定期的に適用する仕組みが解決策として挙げられています。以下がよくまとまっていました。
この対処もよろしくないかもしれないので、実施する場合はあくまで自己責任でお願いします。
上記リンクに記載の対処内容の概要のみ記載しておきます。
- 以下の内容を記載したバッチファイル(.bat)を作成する(HKEY~は自PCの書き換え対象に合わせる必要ありそう)
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power" /t REG_DWORD /v "LidNotifyReliable" /d 0x00000000 /f
「タスクスケジューラ」を起動し、「タスクスケジューラライブラリ」>「Microsoft」>「Windows」>「EnterpriseMgmt」 > 配下のIDっぽいやつ選択。
Schedule #3 created by enrollment client
というやつがいるのでダブルクリックで編集画面に遷移する。「操作」が「プログラムの開始」で
deviceenroller.exe
を実行するものが存在する(はず)。それは触らずに「新規」を押下する。「操作」は「プログラムの開始」にし、「プログラム/スクリプト」で最初に作成した.batを指定して「OK」を押下する。
deviceenroller.exe
の実行 -> 自作batの実行 という順序になっていればOK。
最後に
これでMicrosoft Intune環境下で常にリッドクローズドモード(クラムシェルモード)でWindows Helloが実行でき、快適になりました。
Macでも顔認証使えるようになって欲しいですね。